ぢるぢるだいありーずおぶざでっど

女性向け風俗キャスト兼売り専ボーイのブログ

セラピの裏垢的な存在について思うこと

ここ最近ですね、「セラピの裏垢って知ってますか?」とか「ああいうアカウントについてどう思いますか?」みたいな事を訊かれる機会がけっこうありまして、個別で文章で説明するよりもここで俺の考えを書く方が手っ取り早いので書きます。

ちなみにここで言う「セラピの裏垢的な存在」ってのは、大雑把に説明すると「女性向け風俗で働いている(いた)と思われる人がTwitterを使い裏垢として店舗や源氏名は伏せて発言してる存在」を指します。今回は男性向け風俗やメンエス等のアカウントは除きます。そもそも、本当に働いている(いた)のかは闇の中なので、想像だけで発言してるアカウントもあるのでしょうが。

まぁ結論から言うと「あんまり関心がない」ってのが本音なので、答えとしてはそれ以上でもそれ以下でもないです。なので、それ関係の質問をされても「俺は関心がないからわかんねーなー」で終わると思います。

俺の上記の回答に対して、「でも同じ業界の人間として何か思うところはないの?」とか言われそうなので、「なぜ俺が裏垢に対して関心がないのか」について以下である程度の補足をします。

SNSでの発言は基本的に自由

②そのアカウント自体が営業戦略の一部かもしれない

③そもそもSNSは表立って言えない内容を匿名で言うのに適してるから、それ自体を叩いてもしょうがない

SNSでの発言は基本的に自由

日本では憲法で(無制限ではないけれど)表現の自由が認められているじゃないですか。俺はこの表現の自由って過去の多くの犠牲の元に明文化されて成り立っているのでとても大切だと思っているんですね。なので単純に「私が不快だからこの表現は止めろ」って言うのは自由だけど筋が通らないと思ってます。

そもそも表現の自由って、人間が生きてればその発言等の表現で故意ではないにせよ誰かしらを不快にさせてしまうのは多分避けられないので、明かに差別的だったり誰かを名指しで傷付ける表現以外は自由にいこうぜってのが根本にある訳じゃないですか。

なのでSNSのアカウントがちょっアレな発言をしていても、大体は「はぁ、そうですか」って感じですし、その発言自体を取り消して欲しいとかは思わないんですよ。

②そのアカウント自体が営業戦略の一部かもしれない。

これは単純な話ですが、「このアカウントは裏垢だからタブー無しの本音で語ってますぜ」的な建前が成り立つじゃないですか。そしてその建前を真に受ける人が一定数存在すると仮定しましょう。

賛否両論ありつつも「本音で語ってるという建前」で発言し続けている裏垢的なアカウントがそれとなく「安全なお店とかが知りたかったらDMちょうだいな」とか言ったら、上記の「建前を真に受ける人のその中のまた一部」が気になってコンタクトを取るじゃないですか。そこでそれとなく自分のお店や何かをオススメしてる可能性もあるよなぁと。

なので、俺は裏垢的なアカウントを見ても、「営業かもしれないし、本音かどうかもわかんないし、まぁどうでもいいかな」と思う訳です。

③そもそもSNSは表立って言えない内容を匿名で言うのに適してるから、それ自体を叩いてもしょうがない

SNSとか掲示板みたいなプラットフォームがある以上、匿名で罵詈雑言を撒き散らしたりなんかする人が現れるのって必然だと思います。そして、そのアカウントに対して、倫理・道徳的な観点から批判をしてもあんまり意味がないし、やはりそこには本人的にその行為をする理由があるんだと思います。

俺は「匿名で罵詈雑言を言い続ける」ってのは1つの症状、つまり強迫性障害の人の一部が手を洗い続けたりするのと同様に、「何かを解消するために無意味で過剰な行動を止められない」って事なんじゃないかと思ってます。どこか神経症っぽいなぁと。なので、「匿名で言っとらんで正々堂々と表へ出なさい!」とかは思わないです。

あとさ、匿名での発言が良くないって意見もあるかもしれないけど、風俗業界でTwitterを使ってる人は大体が源氏名じゃん。その観点でいくと俺も匿名アカウントだしね。

まとめると、「ネット上も表現の自由があるし、本音に見せかけた営業かもしれないし、罵詈雑言についてはある種の症状っぽい。それらを統合すると、『裏垢はねぇ、まぁ、どうでもいいかな』」となるんですね。

 

そんな感じです。