ぢるぢるだいありーずおぶざでっど

女性向け風俗キャスト兼売り専ボーイのブログ

ちんこのアイドル性について〜破〜

_(┐Hola, Yo soy Nao「ε:)_

今回も引き続き「ちんこのアイドル性」についての思考実験を行っていくよ。前回のブログでは「ちんこにアイドル性がある」という立場からジークムント・チンコスキー氏が論を展開したけれど、今回はそれに対する反論、つまり「ちんこにアイドル性がない」立場からファルス=ザ=デストロイ氏が論を展開していくのでそこんとこ夜露死苦٩( ᐛ )و

 

以下はチンコ氏の発言に対して反論を述べるファルス氏の発言です。

 

(ファルス氏が会場内にて発言を始める)

 

チンコさん、歯切れの良い意見表明を有難うございました。そしてあなたの主張は良く理解できましたが、些か時代遅れの産物と言わざるを得ません。ポストモダンと言われて久しい今日においてあのような発言をするという事は、自ら懐古主義者であると告白しているに等しいと感じてしまいます。そこで私からは、あなたの2つの意見に対する反論をした後、私見を述べさせて頂こうと思います。

先ずはチンコ氏の第一の主張である「男性器が偶像として使用されてきた歴史的な事実がある」に対しての反論です。

私は「歴史的な事実がある」という点については反論を述べる事は出来ません。確かに男性器が偶像として使用されてきた史実はありますし、それを否定する気も毛頭ありません。

しかし会場の皆さん、よく考えてみてください。偶像に願いを込めて崇め奉る宗教的な行為が果たして現代においても力を持っていると言えるのでしょうか。フリードリヒ・ニーチェが神の死を宣言し、ジャン=フランソワ・リオタールが「大きな物語」の終焉を提唱して一体何年経ったのでしょうか。

産業革命を経て経済や科学技術が発達した現在において、政治や宗教といった「見えざる大きな力」や「超越的な存在」をベタに信じる事は最早不可能になってしまっています。成る程、数千年〜数百年前には天候や病気、生殖の仕組みが科学的に解き明かされていなかったが故に、そういった男性器崇拝は大きな力を持っていたことでしょう。偶像に願いを込めて、「見えざる恐怖」から逃れる為に「見えざる力」を信じる行為にも意味があったのだと思います。

しかし、以前は男性器崇拝が担っていた事柄を科学や医学が担っているんです。時代は変わったんですよチンコさん!!今や「見えざる力」を語っているのは「月間ムー」くらいじゃないですか!!「俺、月間ムー読んでるんだよね(テヘッ」って言ったら「うわぁ…」って返されるのが関の山なんですよ!!私だって「見えざる力」は信じたい!!小学生の頃はダウジング埋蔵金を探したけど結局は見つからなかった!!本に書いてあったのにもかかわらず!!

悲しいですが以前は機能していたであろう「大きな物語」は終わった。ベタに男性器を崇拝する行為は廃れてしまった、そういう事です。チンコさん、あなたは在りし日の夢を見ているだけなんですよ。今こそ一皮剥けてひとつウエノ男になるべきじゃないんですか?

(会場ざわつく)

そして第二の主張である「男性器を模したディルド等が存在している現状がある」についてですが、チンコさん、あなたは自らの発言で墓穴を掘っていることにお気付きでないのですか?先程あなたは仰いましたよね?「我々は関係性の中で文脈を持って生きてるんだよ」と。

この発言がどれほど男性器自体にアイドル性がないかを体現しているか説明しましょう。

先ず「関係性」ですが、男性器とは男性の身体の一部であり、他者が男性器を視覚的に認識する場合、出発点として「誰かの身体の一部」として認識するでしょう。「誰か」とは恋人、友人、架空のキャラクター、誰でも構いません。そしてそれは各人の記憶が担保となっています。次に「文脈」ですが、それは例えば性行為のための男性器や排泄行為のための男性器といった表現になるかと思います。

つまりチンコ氏の主張というのは、「関係性と文脈が担保された男性器」にはアイドル性があるということになります。記号的価値の主張にしても同様でしょう。恐らくジャン・ボードリヤールの文献を下敷きにしたのかと思われますが、あれはまさに関係性と文脈の担保がなければ成り立たない主張です。これらの主張は今回の議論において一見正論の様に思えます。「関係性と文脈が担保された男性器」言い換えれば、「専ら性的な興奮を喚起する状況下において、性的魅力を持った誰かの身体の一部である男性器」には確かにアイドル性が備わっているでしょう。

(壇上のチンコ氏が勝ちを確信した面持ちでほくそ笑む)

フッ、そう結論を急がないでくださいよ。いいですか皆さん、ここからがマグマなんです(なかやまきんに君風に)

(会場内でBon JoviのIt’s my life が流れ始め、ファルス氏がおもむろに上半身裸になり粉チーズを取り出す)

第一に、チンコさんは今回の議題設定を「男性器は偶像又はそれに類する存在たり得るか」に変更し、会場の皆さんの了承を得た。

第二に、私の反論により現代におけるベタな男性器崇拝には力がなくなっている事が論証された。

そして最後に、先述の通り「関係性と文脈が担保された男性器」にはアイドル性がある事は認めますが、皆さん、これが意味することがお分かりでしょうか?そうです。裏を返せば「関係性と文脈が担保されない男性器」にはアイドル性がある事を論証できていないんです。そして今回の議題に登場するのは単なる「男性器」です。

もう皆さんはお分かりですよね?つまり!!私の主張を統合するとチンコさんの設定した「男性器は偶像又はそれに類する存在たり得るか」の答えは「否」です!!そう男性器は偶像又はそれに類する存在たり得ないんです!!

(この辺でIt’s my lifeのサビが流れ、粉チーズを会場に振り撒く)

チンコさん、確かにあなたは優秀な人だ。しかしこれは学会ではなく議論、ディベートの場なんですよ。優秀さ故に議題設定を明確にし、史実と事実に依拠した事が仇となってしまった様ですね。

以上で私の反論を終わりにしたいと思います。ご静聴に感謝いたします。

(会場から拍手)

 

To be continued...

ちゃんとしたディベートならこの後さらに質問とか反論の時間があるんだけどちょっとめんどくs(ry建設的な議論を進めるスキルがないので、予定通り次回の総括編で終了しようと思ってます。

 

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今回もっ!!最後まで読んでくれてっ!!・・っ!・・圧倒的っ!!・・圧倒的感謝っっ!!・・っ!・・!!!

 

_(┐次回〜急〜に続く「ε:)_