ぢるぢるだいありーずおぶざでっど

女性向け風俗キャスト兼売り専ボーイのブログ

他人に共感を強制するのってどうなのよ

どうも皆さんこんにちは。

先日、池袋で『イェルマ』という映画を観てきたんですよ。ただ、映画とは言っても、ロンドンのナショナルシアターで上演された舞台を撮影した作品なので、映画なんだけれど実質的には舞台を観劇したのに等しいかもしれないです。

スペインの劇作家、ガルシーア・ロルカが1930年代に発表したオリジナルの『イェルマ』を話の筋は変えずに、時代設定や作品の舞台を現代のロンドンにアップデートした物語となっていました。あらすじは自体は原作と同様で、子宝に恵まれない夫婦が苦悩を重ね、次第にその生活を破綻させていく悲劇になっています。

手前味噌はこの辺にして本題に入るとですね、作中に子供が出来ない事が原因で起こった激しい夫婦喧嘩のシーンがあって、その時に主人公のイェルマが夫に向かって(一言一句は合ってないけど)「本当は子供なんて欲しくなかったんでしょ!!だってあなたは私と一緒に嘆いてくれなかった!!」みたいな事を半狂乱で絶叫したんですね。

※このシーンの前後には非常の色々な文脈があるので気になる方は作品を要チェック!!

この台詞を聞いた時に、何故か凄い気持ち悪いというか嫌悪感が自分の中に沸き起こったんですよ。作品を見終わった後もこの台詞を反芻していてはたと、俺は「相手に共感を強制しようとする姿勢」が凄く嫌いなんだなと気付きました。

俺は良くも悪くも個人は個人であって、心の中がどうだろうがそれは個人の自由だと思ってるんです。そこに対して、「あなたが抱いている感情は自分の意にそぐわないからダメ。あなたもこう感じるべき」みたいなのって非常にクソファックだなぁと。

相手の考えにまで立ち入って糾弾するのってディストピア小説に出てくる検閲国家みたいじゃないですか。心の中くらい自由にさせてくれよと思うんですよね。

最近のネットを見ていても、一部の先鋭化した保守やリベラルの人たちが一定の思想をもつ人を攻撃したりしてますが、「うわぁ…」って辟易するんですよ。もちろん特定の個人を傷付ける言動はダメだと思いますけど、特定の思想を持っている事自体は別に良いんじゃないんですかね。

そんでもってこう言った内容の文章を書くと「それじゃあ、あなたはペドフィリアネクロフィリアみたいな思想の持ち主を肯定するんですか!!危険ですよ!!」とか何とか色々と言われるんだけども、そもそもさ、特定の思想を持つ事と他人の権利を侵害する事って全く別じゃん。なんでそこら辺の事柄を十把一絡げにして糾弾しようとするのかが理解できないんですよ。

日本の憲法でも様々な歴史の積み重ねがあった上で内心の自由が保証されている訳だし、どうしてそこを飛び越えて脊髄反射的に「ムキーッ!!」っとなっちゃうんでしょうか。特高警察の方々なんでしょうか。

そんな事をヌルヌルと思案していると、いつも最終的に至る結論があってですね、これは人里離れた山奥でほぼ自給自足の暮らしをするしかないなと思うんですよ。もうね、世間様からは半分降りて隠居するくらいの生活がちょうどいいんじゃないかと。Amazonもあるしね。ありがとうジェフ・ベゾス

まぁ半分は冗談ですけど、ベランダで家庭菜園くらいは始めようかな。やっぱナウなヤングはオーガニックでロハススローライフでしょ。東京カレンダーみたいにね。俺も足立区でにゃんにゃんセラピストになるよ。

話が脱線しまくってるので端的にまとめると、「他人の!!思想や信条に!!ケチをつけるんじゃねぇよ!!」ってことです。

映画を観て足立区にゃんにゃんセラピストに話を持っていく些か意味不明なブログですが、今回も最後まで読んでくれた方はありがとうございました。

また次回のブログでお会いしましょう。