ぢるぢるだいありーずおぶざでっど

女性向け風俗キャスト兼売り専ボーイのブログ

時間停止物AVに物申す

AVのジャンルで時間停止物があるのって知ってます?

ざっくり説明すると、主人公(殆どは男優)以外の時間が止まっている空間で、その主人公が静止している女優等々に好き勝手イタズラしたりセックスする作品です。しかしですね、某巨大掲示板から得た情報によると、あの手の作品の99%は偽物、つまり実際には時間が止まってないらしいんですよ。

これだけコンプライアンスエビデンスが重要視される社会において、その99%が偽物である作品群ってのは如何なものかと思います。「悪貨は良貨を駆逐する」って言葉もある通り、このままでは残された1%の良貨までも淘汰されてしまうかもしれません。

そこでですね、微力ながらもアダルト業界の力になりたいと思ったので、俺なりに時間停止物AVを撮影する方法を考えてみました。以下にはヘーゲルも腰を抜かすほどの思弁的弁証法により捻り出したエポックメイキングでファビュラスなアイデアを記述します。刮目せよ。

手前味噌ですけど、「時間停止装置」みたいに非現実的なデバイスは存在しないことを認めましょう。断言しますが、「時間停止装置」又はこれに類する何かが出てくる時間停止物AVは100%偽物です。現代の科学力でその様なデバイスを作成する事は不可能ですし、そもそも「時間が停止した空間で撮影する」という事象は矛盾しています。

そこで俺が提唱する方法はコレです↓↓

ブラックホールを利用する」

いいですか?原理的に考えてこれ以外の方法はほぼあり得ないんですよ。順を追って説明しましょう。

アインシュタインが発表した「一般特殊相対性理論」によると、時間は絶対的なものではなくて弾力性を有しています。そして、極度に重力が強い場所では時間が遅れます。つまり、極度に重力が強い場所(≒ブラックホール)にある事物は、遠くから見るとその動きが止まって見えるんですね。それを踏まえた上で話を進めますが、ここからがマグマなんです。

先ずは撮影者、男優(条件あり、後述します)、女優の3人でスペースシャトルに乗ってブラックホールの近くまで行きます。そして、撮影者を機内に残して男優と女優がブラックホールに向かいます。徐々にブラックホールの中(特異点)へ向かっていく2人ですが、ある一定の距離まで近づくと撮影者から見た2人の動きは止まって見えます。ちなみに、この一定の距離を「シュワルツシルト半径」と呼び、この半径に入った事物は、光でさえも脱出不可能と言われています。つまり、ブラックホールの大きさはシュワルツシルト半径で表すことが出来るんですね。

2人の動きが止まったら撮影者はカメラを回し始める訳ですが、そのままだとただの静止画になってしまいますよね。そこで、先ほど男優に条件有りと書いた理由が明らかになります。察しの良い方ならもう薄々気付いてるかもしれませんが、男優は「すごい反重力作用を持った人」じゃないとダメなんです。

男優はシュワルツシルト半径に入ったら反重力作用を発揮して、自分を地球と同じくらいの良い塩梅の重力に戻して女優とセックスをします。するとどうでしょう、撮影者から見ると、女優の時間は止まって、男優の時間は地球と同じように流れている筈です。その様子を撮影すれば、時間停止物AVが出来上がるって寸法です。女優が男優を攻める痴女系AVを撮りたい場合は、役割を逆転させれば解決します。つまり、通常の男優とすごい反重力作用を持った女優をシュワルツシルト半径へ入れて女優が騎乗位とかで動けば良いのです。

しかしこの方法には1つ弱点があって、ハメ撮りは出来ないんですよ。シュワルツシルト半径の外からは時間が止まって「見える」のですが、本人達の時間が止まってる訳ではないからです。そう考えると、時間って何なんでしょうね。そもそも「時間」という概念は一体何なのか、正確に記述する事は不可能なのかもしれません。言語では包摂し切れないのではないかと思ってしまいます。我々は日常生活でも蓋然性を持って「時間」という単語を使いますが、良く良く考えると「過去が有る」とか「未来が有る」って表現も言語的には記述可能だけど、正確に概念として捉えるのは不可能な気もします。

いつもこういう事を考え始めると、最終的には堂々巡りになって頭の中が「ぴろぴろー」となって思考停止してしまいます。

閑話休題

まぁそんな感じで、俺なりに時間停止物AVを撮る方法を考えてみたって話です。最後まで読んでくれたそこの貴方には、その胆力に称賛の意を示して締めくくりたいと思います。ありがとね。