ぢるぢるだいありーずおぶざでっど

性感マッサージのセラピスト兼売り専ボーイのブログ

セックスワークサミットの感想(みんなで語るレズ風俗)

今現在SPA Whiteの大阪出張企画に参加してまして、大阪市内某所に潜伏しているなお氏です。皆さんこんにちは_(:3」z)_

因みになんですが、東京から大阪に行くにあたって人生初のヒッチハイクをしてみたんですよ。結果としては3人の方に乗せていただいて、東京〜大阪間を約22時間で移動する事が出来ました。乗せてくれた方々には山よりも高く海よりも深い恩を感じました。本当に有難うございました(土下座)。

 

さて、ブログタイトルにもある通り先日は(一社)ホワイトハンズさん主催のセックスワークサミットに参加してきました。今回のテーマは「みんなで語るレズ風俗」という事で、前半は「対話型レズ風俗Relieve」オーナー兼キャストである橘みつさんのレズ風俗についての講義、後半は4〜5人のグループに分かれてのディスカッション形式で行われました。

全体を振り返ってみて、自分的に頭に残ったキーワードは「風俗店の役割」と「性について語ること」の2つだったので、それらについてつらつらと書いていきたいと思います٩( ᐛ )و

 

①風俗店の役割について

橘さんが経営しているレズ風俗は対話型という事もあってか、誰にも打ち明けられない性の悩みを抱えた方もいらっしゃるそうです。それは例えば自らのセクシュアリティや性器の形、その他様々なものだそうですが、ここで重要な点は「その悩みを打ち明ける場所が風俗店であったという事実」だと感じました。

自分の悩みだったり解決したい問題がある場合、通常であれば家族や友人に相談し、その次はカウンセラー等の専門家を訪ねるケースが多いのに、性の悩みについては風俗店を利用して悩みを吐露せざるを得ない現実がある。勿論悩みを持った方全員が風俗店へ訪れるという事ではなく、また逆にお客さん全員が性の悩みを抱えている訳ではないでしょうが、それは今の日本において「性についての語りにくさ」を象徴している事例だと思いました。

風俗店というと、お金で性欲を解消するイメージを持たれがちですが、橘さんの講義を通しても分かる通り、性についてのシェルターや駆け込み寺と言った役割も担っています。誰にも打ち明けられない悩みは自分でも気づかないうちに大きくなって、まるで絶対に倒せない怪物の様な存在になる時があるけれど、そんな状態から一歩先に進んだり、その怪物は影絵みたいなもので、実際は乗り越えられるものなんだよと気付くきっかけになるんだったら、やっぱり風俗店って良い所じゃんと思いました。

あと、橘さんの物事を言語化する能力とプレゼン能力がとても高くて、「もへーすごいなー」と思いながら聞いてました_(┐「ε:)_

 

②性について語ること

後半は現場の事例についてグループディスカッション形式で進行したのですが、そこで感じたのは「そう言えば性についてパブリックな場で複数人で真面目に語ることって少なかったんじゃないか」という点でした。僕は売り専と女性向け風俗店の兼業なので、一対一で性について話す機会は割と多い方だと思います。ですがパブリックな場所で複数人となると話は別なんですよね。ディスカッションの過程で徐々にわかったのですが、性について語る時には「笑い」と「パブリックな事柄とプライベートな事柄の区別」の問題が顕著になる傾向があるみたいです。

例えば居酒屋とかで性について話す時って武勇伝とか失敗談を笑いを交えて話すことは多いけれど、笑いなしの真面目なトーンで話す事ってあんまりないですよね。一方で仕事や人間関係や自分の将来についてはお酒が入っていても真面目に語る事は容易だと思います。

そこで問題になるのが「パブリックな事柄とプライベートな事柄の区別」で、性について語ろうとするとどうしてもその辺がごちゃごちゃになる傾向があるみたいです。一般的に性に関する事柄は秘め事とされているので、白昼の下に晒すのは恥ずかしい事とされていますが、良く考えてみると羞恥心を覚えるのって自分の極度にプライベートな事を晒すからであって、客観的な持論を語る際に羞恥心は覚えないはずです(そもそも自分の意見を表明する事自体が恥ずかしいという人はまた別の問題ですが)。大学入試の偏差値について語る事と自分の偏差値を開示する事は別物みたいな感じですかね。

性についてはその辺りの棲み分けができにくく、理由の一つとしては余りにも性について語る機会が少ない為、語り方が分からないからなのではという意見がディスカッション中に出ました。これは本当にその通りだと思いましたし、日本の性教育の現状をみても当然の帰結なのかなと思います。しかし原因が明らかになれば対処の方法も自ずと分かるもので、これは単純に性について語る訓練をするしかないという結論に至りました。訓練と表現すると物々しい印象を受けますが、「オープンな場所で性について普通に話そうぜ」って事です。橘さんは定期的に「スナックみつ」という場所を設けて、お酒を飲みながら性について(勿論それ以外も)気軽に語れる様な環境を提供する試みもしているそうです。

あ、SPA Whiteでも定期的に女子会みたいなイベントを開催してまして(唐突な宣伝)、そこではまだSPA Whiteを利用していないけどセラピストの雰囲気を見てみたい方や、利用した事はあるけど他のセラピストも見てみたい方、単純に女子会としてイベントを楽しみたい方等々、様々な方が参加しています。そして、その場所ではどんな性の話をしても全く浮かないし引かれないと思います。だから(チラッ)時間があれば(チラッ)参加して_(:3 」∠)_くれると_(┐「ε:)_嬉しいなぁなんて_(:3」z)_思ったり✌︎('ω')✌︎

さて、まだまだ性の話をベタにする場所というのは少ないかもしれませんが、参加したセックワークサミットやスナックみつ、SPA Whiteの女子会等、性について語り合って、それを包摂できる場所が増えたら良いなぁなんて思いました。そうすれば、性についての悩みを抱えた方が本当に少しずつだけど減っていく気がします。

性教育の充実について国や都道府県に訴えかける手段もあるかもしれませんが、政治行政には寝た子は起こすな理論がある上に性教育はセンシティブな内容とされているので、実際的なパラダイムシフトを起こす事は難しいと思います。だからこそ草の根運動が大事なんだよという意見は勿論理解できるのですが、チェ・ゲバラみたいな人がいない限りはキツイよなぁとか考えちゃいます。それよりも、「政治行政とかよくわかんねぇけど俺たちこんな楽しいことやってるんだぜ、お前等も良かったら来いよ。ここでは誰もお前を否定しないからさ」って言える場所がいっぱいあれば良いんじゃないか知らんとか思ってます。

 

最後は「パブリックな事柄とプライベートな事柄の区別」からずれちゃいましたけど、今回のセックスワークサミットに参加した感想はこんな感じでした٩( ᐛ )و

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。次回更新にてお会いしましょう。