ぢるぢるだいありーずおぶざでっど

女性向け風俗キャスト兼売り専ボーイのブログ

風俗業界が経済支援を受け難い現状について思うこと。

最近のこの世は老いも若きも男も女も、コロナコロナで持ちきりですねぇ。早く収束して欲しいです。ホーッホッホッホ。

そんな状況のなか、国はコロナ禍の影響で経済的に打撃を受けた事業者に対しての経済支援(持続化給付金とか)を発表しているけど、風俗事業者はその対象から外れているケースが多いんですね。その「対象外である旨の説明」を聞いた時に違和感を覚えたので、この場で書いていこうと思います。

前置きですが、性風俗業界で個人事業主として働くキャスト(女風キャストやデリヘル嬢等々)は持続化給付金の対象になっているので、そこについては特に言及しません。飽く迄も対象外となっているのは性風俗店(事業者)と、そこで働く(雇用された)従業員らしいです。そこんとこよろしく。

さて、性風俗事業者がコロナ禍における幾つかの経済支援の対象外となっているのは、報道発表から解釈すると、①反社会勢力へ資金が流れる恐れ②今までの前例を踏まえて③国民の理解を得難いから、が主な理由だそうである。

まぁぶっちゃけると、個人的にコロナ禍での給付金や補助金の対象になるか否かは関心事のメインでは無いし、もはや政局の話にも余り興味が無い。給付金は貰えるなら有難く貰うし、貰えないなら貰えない事を前提に動こうかなぁと言った感じです。ただ、今回はその対象外である理由がイマイチ納得できないし釈然としないぜって話です。対象外にするならするで、ちゃんと納得のいく説明がほしいなぁと。それでは①〜③について順番にその理由を説明します。

性風俗店は風営法や暴対法等で反社会勢力との関係を排除する事を前提に届出をして営業しているのに、そこで国から「反社が云々」と言われても業界としてはどうしようもない訳ですよ。しかも、法律や条例を制定した側がそんな事を言ってしまえば、それら法令の手落ちを間接的に国が認める形になるし、その皺寄せを業界に被せるのは筋が通らないんじゃないのと思います。そしてそもそも、正当に手続きをして営業している事業者が馬鹿を見るのは違うんじゃ無いのと思います。

②国民の代表として選ばれている人がこの件について「国民の理解を得難い」と言ってしまう事の重さを理解しているのか不安になるし、「国民の理解」という印象論で給付対象外の理由を説明してしまう点が非常に恐ろしい。て言うかさ、日本で働いてる性風俗事業者って日本国民が多いと思うんだけど、その業界へ向けての説明で「国民の理解が得難い」って言っちゃうの結構ヤバいのでは。

コロナウイルスにより未曾有の事態に陥って、政府が緊急事態宣言まで発令した結果として「過去に例のない」経済支援を発表しているのに、対象外の理由が「今までの前例を踏まえて」というのはいくら何でも説明としてお粗末な気がします。出来の悪いコントのパンチラインじゃないんだから、せめてもう少し建設的な理由はなかったのかと思ってしまうのですよ。

俺が覚えた違和感はそんな感じですかね。正当な主張なのかどうかはわからんのですが、新聞やニュースを見ながらそんな事を考えていましたって話です。

ただ、今回の一連の政治的な流れを見ていて、こと風俗業界にいる場合は、(皮肉とかじゃなくて)如何に国や政治から距離をとるかが結構大切なんじゃないかなと肌で感じる事が出来たので、いい勉強にはなりました。これは別にアレだよ、「アングラで非合法な事いっぱいやるぜウヒョー!」って意味じゃなくて、こういう時に国は特に当てにならないだろうから、自分で何とかできる基盤を整えるのが大切なんだなって事を自覚できたって意味です。誤解なきよう。

ドーン!!!!