ぢるぢるだいありーずおぶざでっど

女性向け風俗キャスト兼売り専ボーイのブログ

営業メールを送らない理由について

今回の記事の前提として、下記の事項を最初に読んでくださいな。

「営業メールを送る・送らない」は個々人の自由であり、他キャストがどんなスタンスなのかは俺は知らないし、そこについてあーだこーだ言及するつもりも毛頭ない。飽く迄も俺の思想の表明であって、それ以上でもそれ以下でもない。そして、俺が「営業メール」という企業努力を放棄する為のアジテーションに見えるかも知れないけどたぶん違う。そこんとこよろしく。

 

さて、風俗業界には俗に言う「営業メール」ってのがあるじゃないですか。ツールはTwitterのDMでもSMSでも何でもいいんだけど、「○○日空いてたら来てよ」とか「来月会いたいな」とか、会ったことのない人であれば「初めまして、スパ天堂のなお吉です。よかったらDMでお話しませんか?」的なやつです。

俺は風俗業界に入って3年くらい経つのですが、自分のルールとして、その手の文章は送らないようにしてるんですよ。と言うか、そもそも自分からメッセージを送る事もほぼ無いです。このスタンスに対しては「指名を得る努力が足らん」とか「なんか冷たい」とか「送ってくれた方が指名しやすい」とか有象無象の意見があるでしょうが、最初から一貫してこのスタンスでやってます。ちなみに俺がメッセージを貰えた時はけっこう嬉しいです。

なので今回はその理由を大きく2つに分けて説明してみようかなぁなんて思ったりしてます。それではいきまっせ。

①仮に自分がお客さんだった場合、営業メールが送られてきたら面倒だと感じるし、やり取り自体がプレッシャーになるかもしれないから。

②営業メールを送った結果として会いにきてくれる事に疑問を感じるから。

 

先ずは①についてです。

これは本当に人によって感じ方が違うでしょうけど、少なくとも俺があからさまな営業メールを受け取ったら「あー、ちょっとめんどいなぁ」って思うのは予想できます。アレですね、服屋とか楽器店で店員さんに声を掛けられるのが苦手なのと似てるかもしれません。単にフラっと立ち寄っただけの時に「何かお探しですか?」って言われるのはその後のやり取りが面倒だし、何か目当てがあれば自力で探すか、自分から店員さんに声を掛けるのでそっとしておいて欲しいなぁと。

さらに、服屋であれば洋服を買う・買わないを巡るコミュニケーションが主で、店員さんとの関係性をどうこうしようって訳じゃないのに対して風俗の場合は最終的にその人を指名する・しないを巡るコミュニケーションに収斂していくから、服屋よりも政治的というか、判断に対してプレッシャーがかかってしまう気がします。「会いたいって言ってくれてるしまぁ行くか。しゃーねーな」みたいな。考えすぎかもしれないけど。

早い話がですね、仮に俺がお客さんだった場合、気になるキャストが居たら自分で調べて辿り着くので営業メールは要らないよって事です。そして、会ったことのあるキャストに対しては、また会いたければ自分から連絡するから「会いたいな云々」のメールも余計なプレッシャーになるし要らないかなと思うのです。

例えば、オススメされた作品を観たり読んだりした時にはちょっとした感想を送ったりする事はあるけど、それは飽く迄も感想に留めて、「営業メールっぽさ」は極力排除してます。「ギニーピッグシリーズ観たよー。80年代とは思えないほどに映像がリアルで面白かったようへへへ」みたいな。①についてはそんな感じです。文章で余計なプレッシャーを与えちゃうかもしれないし、何だかなと思うのです。

次に②についてです。

これはですね、諸説ありますが単純に俺のエゴですね。「俺が来て欲しいと意思表示した結果として来てくれる」よりも「私が来たいから来たぜ」の方がお互いに良い気がするんですよね。勿論、俺がメール等でちょっとした切っ掛けを作った方が指名しやすいって意見は理解できるし、そういう人も少なくないでしょう。

ただ、風俗を利用する・しないの判断の主体は終始一貫して「私(お客さん側)」であって欲しいんですよ。「営業メールの結果として利用したって、最終的な判断の主体は『私(お客さん側)』じゃん」ってのは確かにそうなんだけど、その判断過程において「誰々が会いたいって言ってるから」みたいなのを混入させたくないんですよね。例えばディズニーランドへ行く時に「ミッキーが『僕に会ってよ』って言ってるからちょっと入園してくるわ」ってならないじゃないですか。普通に自分が楽しみたいから行く訳ですよね。少なくとも俺はそんな感じで良いんじゃねぇかと思うんです。

つまり、個人的には「楽しみたいから自分で選んで、楽しみたいから自分で会いに行く」って形が好みだなぁと。

その上で選ばれたら嬉しい事この上ないし、圧倒的感謝だし、尻尾振って大体の所には付いていく訳です。お化け屋敷(怖いから嫌い)と海水浴(大学生の頃にクラゲに刺されて以来嫌い。でも海辺は好き)だけは絶対に行かないけどな。②はそんな感じです。俺のエゴですね。

 

以上、俺が営業メールを送らない理由でした。ちょっと長かったけど、読んでくれてありがとうございました。