風俗業界に入った理由
売り専然り性感マッサージ然り、こういう業界にいると、業界入りした理由を訊かれる事が多々あります。
そもそも前提として、僕は学生時代の友達や前職の同僚、上司に対して今の仕事を隠してませんし、訊かれたら普通に答えます。ノーガード戦法というやつですね。
それでは、僕がこの業界に入った理由をつらつらと書いていきますので時間のある方はお付き合いください。
興味を持つきっかけは20歳くらいの頃でしょうか。大学から古本屋街で有名な神保町が近かった事もあって、100円の文庫本を買って公園や喫茶店で読む生活を送っていました。同時にゼミが始まった事もあり、どうせなら思想書にも手を出してみようと思い立って神保町を彷徨っている時にビビッときた本がフランスの作家・思想家のジョルジュ・バタイユが書いた「エロティシズム」や「宗教の理論」といった思想書でした。
バタイユが書いた小説は何冊か読んだ事があったし面白かったので、読破できるかわからないけど挑戦してみるかくらいの気持ちで買ってみたんですよ。
結果的には、全ては理解できないものの断片的には理解できると言った感じだったのですが、彼の書く文章からは狂気のような迫力があった事を今でも覚えています。
僕が理解した所によると、言語(象徴)を介在させて世界と接触する我々はそれぞれが世界と他者に対して非連続な存在であり、その非連続性を(一時的に)乗り越える事を可能とするのがエロスであり、また超越者としての神との接触である。
そして、エロティシズムとは、ある種の規範に対する乗り越え、禁忌を侵す事であり、その瞬間に訪れる非日常性や祝祭的な状態や空間を指す。
みたいな感じだと思うのですが、バタイユに詳しい人がいたら教えてください。
なんか真面目な文章になってしまいましたね。よくないですわ_(:3」z)_
さて、その界隈の著作に触れた僕は俄然エロ業界に興味が沸いてきたのですよ(単純)。だって、本来なら非日常や祝祭的なものであるエロスを日常的に提供して、そしてまた享受している人達がいる世界って面白そうじゃないですか?
それからは、風俗業界についてのルポや漫画、働いてる方のブログを時々読んで知的好奇心を満たす生活を送っていました。
普通に就職してからもそんな生活を送っていたのですが、ルポとかブログって詰まる所「私が取材した業界はこういった場所でした」とか「私はこういう体験をしました」ってことになるので、どうしても自分の中に落とし込めなかったんですよ。
そんなある日、自分でもよくわからないのですが天啓の如く心の中にある言葉が浮かんだのです。
「自分でやればよくね??」
そうです!!何で今までそんな単純な事に気付かなかったのか!!普通に考えて風俗業界が別世界な訳がないじゃないか!!まさに神のお告げ!!GOD OF FUCK!!ありがとう!!
しかし!!ネットで調べ始めたはいいものの仮に僕がソープやデリヘルで働くとしたら、当然マネージャーかドライバーになって実際のプレイヤーにはなれない!!さぁどうする??
その時GOD OF FUCKは告げた。
「せやかて売り専ならキャストもお客さんも男性やし、お前でもいけるんちゃうか?」
なるほど!!膝を打つとはまさにこのこと!!しかしここでまた問題が!!僕は男性とセックスした事がなかったのです!!
そこでGOD OF FUCKは再度告げた。
「ほんなら出会い掲示板で相手探して男とやってみればいいんちゃうか?」
なるほど!!目から鱗とはまさにこのこと!!これ多分なんとかなるパターンや!!
こうして僕は売り専のボーイとして働き始める事になりましたとさ(後半雑)。
めでたしめでたし。
次のブログテーマはまだ決めてないけど、待て次回!!
じゃあね✌︎('ω'✌︎ )