ぢるぢるだいありーずおぶざでっど

女性向け風俗キャスト兼売り専ボーイのブログ

ゴッドバードはお茶を引く夢を見るか?

好きな怪獣は暴竜アンギラスです。どうも皆さんこんにちは。SPA Whiteのなおです✌︎('ω')✌︎

タイトルについてはフィリップ・K・ディックの小説をパクれば多少なり知的に見えるかもしれないと思ったからそうしただけであんまり意味はないんですよ。まぁそこんとこよろしく。

さて、今回のテーマは所謂「お茶引き」についてなので、風俗業界にいる紳士淑女の方々にとっては非常に身近なんじゃないかと思います。ちなみに「お茶引き」って言葉を始めて見た人のために補足をすると、出勤しても指名が入らなかった状態を指す言葉で、風俗業界内のスラングみたいなものです。

【使用例】

ボーイA君「おっす、今日はどんな感じ?」

なお氏「いやー、待機してるけどこのまま指名ゼロだとお茶引いちゃうよー」

みたいな。語源としては、昔の遊郭でお客さんに出すためのお茶は指名が取れずにいる暇な遊女が挽いて出してたから等々、諸説あるみたいですね。

かく言う僕も恥ずかしながら時々お茶を引く(出勤するも指名ゼロ)ことがありまして、今回はその原因について、表面的なものではなく深淵まで到達するような非常にクリティカルかつフィロソフィカルな考察をしようという試みです。それでは始めましょう_(┐「ε:)_

 

先ず始めに、お茶を引く日が存在する表面的な原因についてですが、それは単純に「時代が俺に追いついていない」からです。それは例えば、「太陽は東から昇って西に沈む」とか「足立区って治安悪いよね」みたいな当たり前田のクラッカー的ファクトなのでそれ自体を論証する必要はありません。しかし、そこから一歩進んで、「時代が俺に追いついていない」とは如何なる状態なのかを思考する事は、自分にとっても風俗業界にとっても無駄ではないはずです。

突然ですが、皆さんは時間というものが絶対的ではない事をご存知でしょうか。アルバート・アインシュタインが1905年と1915年に発表した「特殊相対性理論」と「一般相対性理論」で言及されている通り、時間とは絶対的ではなく弾性的なものなのです。例えば、非常に強い重力を持った場所(ブラックホール特異点)や光速に近い速度で移動する物体に流れる時間は、(敢えてこういう表現をしますが)今現在の私達が体感している時間よりも遅くなります。しかしここで注意しなければいけないのは、ブラックホール特異点では人間は跡形も無く消し飛んでしまうので生きて到達するのは不可能なのと、何物も光速を超える速度は出せないという点です。それは「足立区って治安悪いよね」と同様に論駁は不可能です。

それらを踏まえて、お茶を引く日がある、つまり「時代が俺に追いついていない」という状態を考察すると、(当然の帰結ですが)以下の事実に気付かされました。

 

「出勤するために家の玄関を開けた瞬間から待機場に到着するまでの約40分間、俺って光速に近い速度で移動してるじゃん」

 

察しの良い皆さんならどうなるかわかりますよね?

先ほど説明した通り、光速に近い速度で移動する物体に流れる時間は遅くなるわけですから、自分の体感的には40分間の移動なのにもかかわらず、待機場に着いたら出勤時間が既に終わっているんですよ。つまり、自分に流れる時間的には40分間なのに、光速に近い速度で移動してしまうが故に「出勤時間が終わっている未来」に飛んでいってしまっているわけですね。図らずも。

いやー、そりゃあその日は指名取れないよね。だって待機場にいないんだもん。待機してる時間だと思ってお客さんがお店に電話してるまさにその瞬間タイムリープしてたら俺に電話繋がらないよ。それに電波より俺のが移動速度が速いんだから。時代が俺に追いついて来れないのも無理ないわ。すまんな。

「そんなに速く移動できるわけないじゃん」

って月並みな批判を展開する人がいるかもしれないけど、取り敢えずリチャード・バックの「カモメのジョナサン」を読んでみれば成る程と膝を打つはずですよ。生きるために生きている大勢のカモメ達と違って、脇目もふらずに「速く飛ぶ」という好きな事を突き詰めたジョナサンは瞬間移動を会得した訳だから、当然俺もできるよ。瞬間移動。だって風俗業界面白いから好きだもん。ただフィクションと違って現実は瞬間移動すると俺みたいに未来に行っちゃうけどね。相対性理論的にね。

小説の後半で光ってるカモメが出てきてジョナサンを導くんだけど、俺は最早メンタル的にはその立ち位置にいるんですよ。あの光ってるカモメに固有名詞がないから、勝手に「ゴッドバード(ポケモンのひこうタイプ最強の技。詳しくはググって)」と呼ぼうと思うんだけど、ついでに指名が入らなかった日も「お茶引き」じゃなくて「ゴッドバード」って呼ぼうかな。「お茶引き」とかネガティブなイメージが積み重なってるしダサいじゃないですか。その点、「今日の俺はゴッドバードだから」って言うとナウなヤングって感じがしてオシャンじゃない?

 

以上の様に当たり前の事を当たり前に論証したのですが、何人かは「コイツは何故こんなにも自信過剰なんだ」って思ってませんか?

それにはちゃんと理由があるんですよ奥さん。ここからがマグマなんです。

 

風俗業界だけで仕事をしていて指名が取れなかったり周りのキャストが売れてると、どうしても自分が無価値であるかのように感じて自信が無くなる時ってあるじゃないですか。そういう時の「僕(私)なんて…」って状態につけ込んで仕事やプライベート関わらず依存させたり操ったりとか、そういうのが上手い連中ってのがいるんですよ。有り体に言ってそんな連中はクソファックですけど一定数存在する事は事実なので、それに取り込まれて負のスパイラルに陥らないためにも自信を持ったり、少なくとも自信を持った態度でいる事って凄く重要だと思います。謙虚である事は大切だけど、卑屈になっても良いことなんて一つもないですしね。虚勢張って啖呵切っちゃうくらいがちょうど良いのかなぁなんて思ったりもしてます。その一環が「ゴッドバード」ですよ。

 

まぁ、何が正解なのかもわからないし、そもそも正解とか不正解なんてのも存在しないんでしょうが、最近はそんな事を考えて生きています。

 

長くなりましたが、最後まで読んでくれて有難う御座います。それと、今年もよろしくお願います。もへー✌︎('ω'✌︎ )

ちんこのアイドル性について〜急〜

_(┐Hello this is Nao「ε:)_

「ちんこのアイドル性」という何だかよくわからないテーマにもかかわらず読んでくれてありがとね。もうこの時点でお礼を言っちゃうよ。今回は過去2回の内容を踏まえた上での総括編になるんだけど、毎回見切り発車で書き始めてるから自分でもオチがどうなるかよくわかってないんだよね✌︎('ω')✌︎

ただ、好きなミュージシャンが「とりあえず風呂敷を広げておいて帳尻なんて後で合わせればいいんだ!!」って言ってたから僕もそのスタイルでぬるりといくよ。それでは「ちんこのアイドル性について〜急〜」はじまりはじまり。

 

壇上の席に座るジークムント・チンコスキー氏とファルス=ザ=デストロイ氏、静まり返る会場、恐らくパルミジャーノ・レッジャーノであろうか、辺りに漂う芳醇なチーズの香り、そして会場の観客が固唾を飲んで2人を見つめる中、突如として壇上中央にホログラフが出現した。そう、まさにその姿はアル○ス・ダンブル○アそのものであった。

聴衆A「あ…あのお方はダンブ○ドアじゃないか。偉大な魔法使いがどうしてこんな所に…」

聴衆B「ちんこのアイドル性と魔法って関係ないよな…?」

そして暫くの間会場を見渡した壇上のダンブルド○が発言を始めた。以下はその発言内容である。

 

突然姿を現して少しばかり皆を驚かせてしまったようじゃのう。先ずその非礼についてはお詫び申し上げたい。言い訳がましく聞こえてしまうかもしれんが、これには理由があるんじゃよ。最初からわしが登場すると公表しておったら、恐らく討論会の入場券がすぐに売り切れてしまって最近流行りのヤフオクで高値で売られる事になったじゃろう。

聞く所によると、極東に位置する国で最近活動を再開させたELLEGARDEN なるロックバンドのライブチケットが転売ヤー達の手によって定価の何倍もの値段に跳ね上がったそうじゃないか。「チケット転売、ダメ絶対」じゃよ。

手前味噌はこのくらいにしておこうかの。改めて、私はホグワーツ魔法学校の校長を務めておるアルバス・ダンブルドアじゃ。短い時間ではあるがよろしくお願い申し上げる。

さて、両氏の主張は双方に頷ける点が多く、非常に優れたものじゃった。チンコスキー君の史実や現状に基づく分析、そしてファルス君によるディベートの議題を逆手に取った主張は白眉であるといえよう。我が校の授業であれば優秀な成績を取ること請け合いじゃ。

今回の議題と両氏の主張について自分なりに思考を巡らせてみたときに、「弁証法」という言葉が頭に浮かんできたのじゃが皆さんはご存知かな?

かつてドイツにゲオルグヘーゲルというそれはそれは優秀な哲学者がおって、彼が提唱した概念じゃ。テーゼとアンチテーゼがぶつかり合ってより高い次元に行くことで、絶対知へと辿り着けるという考え方なのじゃが、まぁ詳しくはググってもらうか、我が校のハーマイオニー君に訊いてみれば喜び勇んで教えてくれるじゃろうて。

ちんことは不思議なものじゃ。ある人はそれを嫌悪し、またある人はそれを求め、そしてまたある人はそれに全く無関心な態度をとる。つまり、「んほぉぉぉーおちんぽすきでしゅぅぅぅううー」と思っておる者が「ちんこにはアイドル性があります」と主張した場合、それは真であり、ちんこと路傍の石を同列に捉えている者が「ちんこにはアイドル性がありません」と主張した場合、それもまた真なのじゃ。

それは例えば、イスラム教徒とキリスト教徒と仏教徒に対して「ぶっちゃけゴータマ・シッタールダについてどう思ってんの?ねぇ?どうなのよ?」と質問した際の返答が異なるのと同様なのじゃよ。

会場の諸君はもうお気付きであろう。個人が「ちんこにはアイドル性がない」と断言する事は「ちんこにはアイドル性がある」と断言する事が可能であるのと同様に可能なのじゃ。何故ならば、アイドル性の有無を判断するのは徹頭徹尾、個人の裁量によるからのう。逆に言えば、個人がちんこのアイドル性の有無について、あたかも世界の原理原則かの如く語る事は難しいと言わざるを得ない。

「私はバタービールが好きだ」という思いから「全世界の人間はバタービールが好きなはず」という誤解をしてはいかんのう。

簡単なまとめじゃが、「アイドル性とは個人が抱くもの」と言えるのではないじゃろうか。そして、一般論に落とし込む際には注意が必要な言葉じゃよ。

どうも歳をとると話が長くなってしまっていかん。堅い話はこの辺にして、どうじゃろ、最後に皆で乾杯でも如何かな?

(ダンブルドアが手を叩くと各人の目前に液体で満たされたグラスが出現した)

さて、それでは諸君、本日の両氏の素晴らしい議論とちんこに、そして世界で最高の飲み物であるバタービールに、乾杯!!

 

目覚まし時計(ピピピッピピピッピピピッ)

なお氏「うーん、もうこんな時間かぁ。なんか変な夢を見ていたような。ダンブルドアがちんこの話を…いや、まぁいっか。顔洗ってこよーっと」

 

〜fin〜

 

エンディングテーマはOASISDon’t look back in angerが良いので各自YouTube等で聴いてください_(┐「ε:)_

 

いやー、ちょっと長くなりましたけど、ここまで読んでくださって有難うございました。言いたいことは校長先生が代弁してくれたので、ここでは特に総括的なことはしません。また次のブログでお会いしましょう٩( ᐛ )و

ちんこのアイドル性について〜破〜

_(┐Hola, Yo soy Nao「ε:)_

今回も引き続き「ちんこのアイドル性」についての思考実験を行っていくよ。前回のブログでは「ちんこにアイドル性がある」という立場からジークムント・チンコスキー氏が論を展開したけれど、今回はそれに対する反論、つまり「ちんこにアイドル性がない」立場からファルス=ザ=デストロイ氏が論を展開していくのでそこんとこ夜露死苦٩( ᐛ )و

 

以下はチンコ氏の発言に対して反論を述べるファルス氏の発言です。

 

(ファルス氏が会場内にて発言を始める)

 

チンコさん、歯切れの良い意見表明を有難うございました。そしてあなたの主張は良く理解できましたが、些か時代遅れの産物と言わざるを得ません。ポストモダンと言われて久しい今日においてあのような発言をするという事は、自ら懐古主義者であると告白しているに等しいと感じてしまいます。そこで私からは、あなたの2つの意見に対する反論をした後、私見を述べさせて頂こうと思います。

先ずはチンコ氏の第一の主張である「男性器が偶像として使用されてきた歴史的な事実がある」に対しての反論です。

私は「歴史的な事実がある」という点については反論を述べる事は出来ません。確かに男性器が偶像として使用されてきた史実はありますし、それを否定する気も毛頭ありません。

しかし会場の皆さん、よく考えてみてください。偶像に願いを込めて崇め奉る宗教的な行為が果たして現代においても力を持っていると言えるのでしょうか。フリードリヒ・ニーチェが神の死を宣言し、ジャン=フランソワ・リオタールが「大きな物語」の終焉を提唱して一体何年経ったのでしょうか。

産業革命を経て経済や科学技術が発達した現在において、政治や宗教といった「見えざる大きな力」や「超越的な存在」をベタに信じる事は最早不可能になってしまっています。成る程、数千年〜数百年前には天候や病気、生殖の仕組みが科学的に解き明かされていなかったが故に、そういった男性器崇拝は大きな力を持っていたことでしょう。偶像に願いを込めて、「見えざる恐怖」から逃れる為に「見えざる力」を信じる行為にも意味があったのだと思います。

しかし、以前は男性器崇拝が担っていた事柄を科学や医学が担っているんです。時代は変わったんですよチンコさん!!今や「見えざる力」を語っているのは「月間ムー」くらいじゃないですか!!「俺、月間ムー読んでるんだよね(テヘッ」って言ったら「うわぁ…」って返されるのが関の山なんですよ!!私だって「見えざる力」は信じたい!!小学生の頃はダウジング埋蔵金を探したけど結局は見つからなかった!!本に書いてあったのにもかかわらず!!

悲しいですが以前は機能していたであろう「大きな物語」は終わった。ベタに男性器を崇拝する行為は廃れてしまった、そういう事です。チンコさん、あなたは在りし日の夢を見ているだけなんですよ。今こそ一皮剥けてひとつウエノ男になるべきじゃないんですか?

(会場ざわつく)

そして第二の主張である「男性器を模したディルド等が存在している現状がある」についてですが、チンコさん、あなたは自らの発言で墓穴を掘っていることにお気付きでないのですか?先程あなたは仰いましたよね?「我々は関係性の中で文脈を持って生きてるんだよ」と。

この発言がどれほど男性器自体にアイドル性がないかを体現しているか説明しましょう。

先ず「関係性」ですが、男性器とは男性の身体の一部であり、他者が男性器を視覚的に認識する場合、出発点として「誰かの身体の一部」として認識するでしょう。「誰か」とは恋人、友人、架空のキャラクター、誰でも構いません。そしてそれは各人の記憶が担保となっています。次に「文脈」ですが、それは例えば性行為のための男性器や排泄行為のための男性器といった表現になるかと思います。

つまりチンコ氏の主張というのは、「関係性と文脈が担保された男性器」にはアイドル性があるということになります。記号的価値の主張にしても同様でしょう。恐らくジャン・ボードリヤールの文献を下敷きにしたのかと思われますが、あれはまさに関係性と文脈の担保がなければ成り立たない主張です。これらの主張は今回の議論において一見正論の様に思えます。「関係性と文脈が担保された男性器」言い換えれば、「専ら性的な興奮を喚起する状況下において、性的魅力を持った誰かの身体の一部である男性器」には確かにアイドル性が備わっているでしょう。

(壇上のチンコ氏が勝ちを確信した面持ちでほくそ笑む)

フッ、そう結論を急がないでくださいよ。いいですか皆さん、ここからがマグマなんです(なかやまきんに君風に)

(会場内でBon JoviのIt’s my life が流れ始め、ファルス氏がおもむろに上半身裸になり粉チーズを取り出す)

第一に、チンコさんは今回の議題設定を「男性器は偶像又はそれに類する存在たり得るか」に変更し、会場の皆さんの了承を得た。

第二に、私の反論により現代におけるベタな男性器崇拝には力がなくなっている事が論証された。

そして最後に、先述の通り「関係性と文脈が担保された男性器」にはアイドル性がある事は認めますが、皆さん、これが意味することがお分かりでしょうか?そうです。裏を返せば「関係性と文脈が担保されない男性器」にはアイドル性がある事を論証できていないんです。そして今回の議題に登場するのは単なる「男性器」です。

もう皆さんはお分かりですよね?つまり!!私の主張を統合するとチンコさんの設定した「男性器は偶像又はそれに類する存在たり得るか」の答えは「否」です!!そう男性器は偶像又はそれに類する存在たり得ないんです!!

(この辺でIt’s my lifeのサビが流れ、粉チーズを会場に振り撒く)

チンコさん、確かにあなたは優秀な人だ。しかしこれは学会ではなく議論、ディベートの場なんですよ。優秀さ故に議題設定を明確にし、史実と事実に依拠した事が仇となってしまった様ですね。

以上で私の反論を終わりにしたいと思います。ご静聴に感謝いたします。

(会場から拍手)

 

To be continued...

ちゃんとしたディベートならこの後さらに質問とか反論の時間があるんだけどちょっとめんどくs(ry建設的な議論を進めるスキルがないので、予定通り次回の総括編で終了しようと思ってます。

 

【イベントのお知らせ】

SPA Whiteでは12月にイベントを企画しています✌︎('ω')✌︎

15日に正統派イベントの「クリスマス会」、そして16日には僕とSPA Whiteのセラピストよしきプレゼンツで邪道イベントの_(┐ダるい会「ε:)_を開催予定です。

まだ参加申し込みは受け付けているので、詳しくは下記URLをチェック↓↓

http://spa-white.jp/2018/11/06/1-14/

 

今回もっ!!最後まで読んでくれてっ!!・・っ!・・圧倒的っ!!・・圧倒的感謝っっ!!・・っ!・・!!!

 

_(┐次回〜急〜に続く「ε:)_

ちんこのアイドル性について〜序〜

_(┐うぇーい、なおだよ「ε:)_

この意味不明なタイトルのブログをクリックしたそこの君、とても見る目があるね。そのフロンティア精神を忘れないで欲しいな。

まずは何故にこのタイトルなのかを説明するよ。僕が所属しているSPA Whiteには当然だけどセラピスト側にもルールがあって、その1つが「施術中は着衣(最低でもパンツ1枚は履く)」なんだよね。そして、お店側が提示してるそのルールの根拠としては「ちんこにはアイドル性がないから」という訳なんだ。

そ・こ・で、今回から3回に渡って「ちんこのアイドル性」について、思考実験的な事をしていくよ。その構成は以下の通りだよ。

 

序→「ちんこにアイドル性はある」という立場から論を展開する

破→「ちんこにアイドル性はない」という立場から反論を展開する

急→なんとなくの総括をする

 

あ、一応言っておきますけど店のルールを覆したいからこのブログを書いてるわけじゃないですからね(あす香さんとかよしきとかその辺に向けて)。

それじゃあ早速「ちんこにアイドル性があるか否か」の思考実験を開始します。

 

_(┐Here we go!!「ε:)_

 

時は20XX年、未来帝国EHS某所にて、ちんこにはアイドル性があると主張するジークムント・チンコスキー氏(55歳、以下チンコ氏)と、反対にアイドル性はないと主張するファルス=ザ=デストロイ氏(32歳、以下ファルス氏)の口頭弁論が行われた(書いててもう意味わかんない)。

しかし口頭弁論は撮影NGで行われたため、以下は当日の録音からチンコ氏の発言部分を文字起こししたものである。

 

(会場内にてチンコ氏が発言を始める)

ちんこにアイドル性があるというのは言を俟たないが、そもそもその事に対して反対意見を唱えようとする事自体が笑止千万である。まさにファルス氏のお国が知れる主張であると断言できよう。しかし私も鬼ではないのでファルス氏のエアーヘッドでも良く理解できるよう説明をしてあげようではないか。ぬははは。

始めに議題の定義設定からだ。この議題「ちんこにアイドル性はあるか否か」についてだが、ここでは論を明確にする為に小分けにして定義を決めていこう。先ずは「ちんこ」であるが、これは「男性器」である事は明白であろう。次に「アイドル性」だが、「アイドル」とは「偶像」を意味している。そして偶像とは神や仏を形どり信仰の対象とするもの、又は憧れや崇拝の対象になる対象を指している。最後に「性」については名詞の後に付くことで物事の性質や傾向を表している。

つまり、今回の議題は「男性器は偶像又はそれに類する存在たり得るか」と言い換えても差し支えないと思うのだが、会場の皆さんは如何ですかな。

(会場から異議なしの声)

うむ。議題がクリアになった所で、私の論を展開させて頂こう。

私が論拠として提示するのは次の2つである。

①男性器が偶像として使用されてきた歴史的な事実がある

②男性器を模したディルド等が存在している現状がある

始めに①についてだが、古くから「生殖器崇拝」という言葉がある通り、生殖器のもつ神秘的な力、とりわけ生殖器により象徴される生産力や豊穣力に対する信仰がなされてきた歴史的な事実がある。たとえば古代ギリシアディオニソス祭、古代ローマバッカス祭やリベル祭のときには男根を模した偶像が重要な役割を果たしていたのだ。そして現在でも男性器を偶像として崇める文化が残っている事から、男性器が偶像たり得る十分な証左になるのではないだろうか。

しかしここで小賢しい若造はこう反論するかもしれない。

「確かに男性器を模した偶像はあるかもしれないが、それは男性器の向こう側にあるイデアを体現しようとしてるだけで、切り離された男性器自体に意味はないんだ」とか「実存は本質に先立つ訳だから、男性器が意味を持つのは前後の文脈あってこそである。つまり男性器自体に何も宿っていないのだ」とかなんとか。

貴様らは哲学科に行った大学生か!!くだらん空理空論ばっかり振りかざし上がってからに!!現実を見よ!!我々は関係性の中で文脈を持って生きてるんだよ!!もっとプラグマティックに喋ることはできんのか!!

いかんいかん。私としたことが熱くなってしまった。兎に角、そういった史実や現状が確認できる事から、男性器は偶像たり得ると言えよう。

次に②男性器を模したディルド等が存在している現状がある。について説明しよう。

道具には使用価値と記号的価値がある。例えばコップを例にするとわかりやすいが、350mlの容量を持つコップは100円で購入可能だが、数千円〜数万円もする同サイズのコップを購入する人もいるだろう。それらのコップには、容量の違い、つまり使用価値の違いはないが、その記号的な価値が全く異なっている。それはデザインやブランドであったり著名人のサインが入っていたり様々な違いである。つまり、人には道具に使用価値以上のものを求める傾向があるのだ。

話をディルド等に戻そう。使用価値だけを求めるのであれば男性器のディテール、つまり血管や肌質まで再現する必要などなく、形のみを再現すれば良いのではないか?もちろん、ディテールを再現してない商品が市場に出回っていたり、敢えてリアルではない形状にデフォルメしている商品がある事も知っている。

しかしここで重要な点は、男性器のディテールを再現した商品が市場にあり、それを購入している層がいる。つまり、使用価値だけでなく「男性器」という記号も求めている人間がいるという事実だ。これは取りも直さず男性器が偶像たり得る証左である。何故なら、現にそれを求める人間がいるのだから!!そうとは思わんかね諸君!!

(会場ざわめく)

今私が述べた2つの事柄は史実と現状を加味した極めて重要な指摘である。ファルス氏はこれに対してどう反論するのかとても楽しみだ。恥をかきたくなければ反論を拒否してもいいんだぞ。ぬははは。それでは私の弁論は以上だ。ご静聴に感謝する。

(会場から拍手)

 

このよくわからん文章をここまで読んでくれたそこの君、非常に良い人だね。そのパイオニア精神を忘れないで欲しいな。

さて、次回はファルス氏の反対弁論になるけど、果たしてこのチンコ氏の主張を突き崩す事が出来るのか。

 

_(┐次回〜破〜に続く「ε:)_

セックスワークサミットの感想(みんなで語るレズ風俗)

今現在SPA Whiteの大阪出張企画に参加してまして、大阪市内某所に潜伏しているなお氏です。皆さんこんにちは。

因みになんですが、東京から大阪に行くにあたって人生初のヒッチハイクをしてみたんですよ。結果としては3人の方に乗せていただいて、東京〜大阪間を約22時間で移動する事が出来ました。乗せてくれた方々には山よりも高く海よりも深い恩を感じました。本当に有難うございました。

 

さて、ブログタイトルにもある通り先日は(一社)ホワイトハンズさん主催のセックスワークサミットに参加してきました。今回のテーマは「みんなで語るレズ風俗」という事で、前半は「対話型レズ風俗Relieve」オーナー兼キャストである橘みつさんのレズ風俗についての講義、後半は4〜5人のグループに分かれてのディスカッション形式で行われました。

全体を振り返ってみて、自分的に頭に残ったキーワードは「風俗店の役割」と「性について語ること」の2つだったので、それらについてつらつらと書いていきたいと思います٩( ᐛ )و

 

①風俗店の役割について

橘さんが経営しているレズ風俗は対話型という事もあってか、誰にも打ち明けられない性の悩みを抱えた方もいらっしゃるそうです。それは例えば自らのセクシュアリティや性器の形、その他様々なものだそうですが、ここで重要な点は「その悩みを打ち明ける場所が風俗店であったという事実」だと感じました。

自分の悩みだったり解決したい問題がある場合、通常であれば家族や友人に相談し、その次はカウンセラー等の専門家を訪ねるケースが多いのに、性の悩みについては風俗店を利用して悩みを吐露せざるを得ない現実がある。勿論悩みを持った方全員が風俗店へ訪れるという事ではなく、また逆にお客さん全員が性の悩みを抱えている訳ではないでしょうが、それは今の日本において「性についての語りにくさ」を象徴している事例だと思いました。

風俗店というと、お金で性欲を解消するイメージを持たれがちですが、橘さんの講義を通しても分かる通り、性についてのシェルターや駆け込み寺と言った役割も担っています。誰にも打ち明けられない悩みは自分でも気づかないうちに大きくなって、まるで絶対に倒せない怪物の様な存在になる時があるけれど、そんな状態から一歩先に進んだり、その怪物は影絵みたいなもので、実際は乗り越えられるものなんだよと気付くきっかけになるんだったら、やっぱり風俗店って良い所じゃんと思いました。

あと、橘さんの物事を言語化する能力とプレゼン能力がとても高くて、「もへーすごいなー」と思いながら聞いてました_(┐「ε:)_

 

②性について語ること

後半は現場の事例についてグループディスカッション形式で進行したのですが、そこで感じたのは「そう言えば性についてパブリックな場で複数人で真面目に語ることって少なかったんじゃないか」という点でした。僕は売り専と女性向け風俗店の兼業なので、一対一で性について話す機会は割と多い方だと思います。ですがパブリックな場所で複数人となると話は別なんですよね。ディスカッションの過程で徐々にわかったのですが、性について語る時には「笑い」と「パブリックな事柄とプライベートな事柄の区別」の問題が顕著になる傾向があるみたいです。

例えば居酒屋とかで性について話す時って武勇伝とか失敗談を笑いを交えて話すことは多いけれど、笑いなしの真面目なトーンで話す事ってあんまりないですよね。一方で仕事や人間関係や自分の将来についてはお酒が入っていても真面目に語る事は容易だと思います。

そこで問題になるのが「パブリックな事柄とプライベートな事柄の区別」で、性について語ろうとするとどうしてもその辺がごちゃごちゃになる傾向があるみたいです。一般的に性に関する事柄は秘め事とされているので、白昼の下に晒すのは恥ずかしい事とされていますが、良く考えてみると羞恥心を覚えるのって自分の極度にプライベートな事を晒すからであって、客観的な持論を語る際に羞恥心は覚えないはずです(そもそも自分の意見を表明する事自体が恥ずかしいという人はまた別の問題ですが)。大学入試の偏差値について語る事と自分の偏差値を開示する事は別物みたいな感じですかね。

性についてはその辺りの棲み分けができにくく、理由の一つとしては余りにも性について語る機会が少ない為、語り方が分からないからなのではという意見がディスカッション中に出ました。これは本当にその通りだと思いましたし、日本の性教育の現状をみても当然の帰結なのかなと思います。しかし原因が明らかになれば対処の方法も自ずと分かるもので、これは単純に性について語る訓練をするしかないという結論に至りました。訓練と表現すると物々しい印象を受けますが、「オープンな場所で性について普通に話そうぜ」って事です。橘さんは定期的に「スナックみつ」という場所を設けて、お酒を飲みながら性について(勿論それ以外も)気軽に語れる様な環境を提供する試みもしているそうです。

あ、SPA Whiteでも定期的に女子会みたいなイベントを開催してまして(唐突な宣伝)、そこではまだSPA Whiteを利用していないけどセラピストの雰囲気を見てみたい方や、利用した事はあるけど他のセラピストも見てみたい方、単純に女子会としてイベントを楽しみたい方等々、様々な方が参加しています。そして、その場所ではどんな性の話をしても全く浮かないし引かれないと思います。だから(チラッ)時間があれば(チラッ)参加して_(:3 」∠)_くれると_(┐「ε:)_嬉しいなぁなんて_(:3」z)_思ったり✌︎('ω')✌︎

さて、まだまだ性の話をベタにする場所というのは少ないかもしれませんが、参加したセックワークサミットやスナックみつ、SPA Whiteの女子会等、性について語り合って、それを包摂できる場所が増えたら良いなぁなんて思いました。そうすれば、性についての悩みを抱えた方が本当に少しずつだけど減っていく気がします。

性教育の充実について国や都道府県に訴えかける手段もあるかもしれませんが、政治行政には寝た子は起こすな理論がある上に性教育はセンシティブな内容とされているので、実際的なパラダイムシフトを起こす事は難しいと思います。だからこそ草の根運動が大事なんだよという意見は勿論理解できるのですが、チェ・ゲバラみたいな人がいない限りはキツイよなぁとか考えちゃいます。それよりも、「政治行政とかよくわかんねぇけど俺たちこんな楽しいことやってるんだぜ、お前等も良かったら来いよ。ここでは誰もお前を否定しないからさ」って言える場所がいっぱいあれば良いんじゃないか知らんとか思ってます。

 

最後は「パブリックな事柄とプライベートな事柄の区別」からずれちゃいましたけど、今回のセックスワークサミットに参加した感想はこんな感じでした٩( ᐛ )و

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。次回更新にてお会いしましょう。

風俗備忘録③(初めての接客編)

ブログを始めてからというもの、「お会いするまではちょっと変わった人なのかなと思ってたけど、実際は話しやすい方で良かったです(ニッコリ)」と言われることが増えました。極めてポジティブな判断を下すのであれば、このブログが大いなる「ギャップ萌え」を発生させたと言えるでしょう。正直言ってブログを始めた事が良いんだか悪いんだか判断しかねますが、全ての疑念を横に追いやり、薄目を開けつつ更新しようと思います。SPA Whiteのなおです。どうも皆さまこんにちは。

 

今回は初めての接客編という事で、人気TV番組の「はじめてのおつかい」くらいポップでハートフルな感じでお届けできたらなと考えています(嘘です)。

 

さて、首尾良く入店を果たしたなお氏が待機所にて他のボーイ達と談笑していると、「今から120分で予約入ったから準備して来てください」との電話がマネージャーから入りました。今でも覚えているのですが、電話を切った直後、僕が目の前にいたボーイに言った言葉は「うーん、やべぇどうしよう」でした。この語彙力のカケラもない発言に対し、「やっぱり最初は緊張するよね。頑張ってね」との慈愛溢れる言葉を返された僕は落ち着きを取り戻し「ありがと。頑張ってくるわ」と爽やかに待機場を後にしたのでした。まぁ、何をどう頑張れば良いのかなんて1ミリも理解してませんでしたけどね٩( ᐛ )و

大まかな流れは教わっていたのでお客様と対面し挨拶を済ませて個室へ移動し、冷蔵庫に入っているお茶を出してベッドサイドに2人で座りました。そこまでは普通にできたのですが、お客さんの方が僕よりも緊張している感じだったので、「なんか面白い事でもやって場を和ませようか」との考えに至りました。以下はその様子を記述いたします。

なお氏=な、お客さん=お

な「(手を握りながら)けっこう緊張してるみたいですね。いいよって言うまで目を閉じてもらっても良いですか?」

お「あ、うん」

な(靴下、ズボン、パンツ脱いで太ももの真ん中位まで丈があるビッグシルエットTシャツ1枚になりお客さんの前に三つ指をついた状態になる)

な「いいですよー」

お(目を開ける)

な「本日は御指名くださり有難うござりんした。改めまして、なおでありんす(頭下げる)」

な(あーこれは決まったな。この研ぎ澄まされた花魁ギャグによってアイスブレイクは完遂されたこと請け合いだと思いつつ頭を上げる)

お「あー…うん」

な(な…今のウィットに富んだナウいギャグを聞いても微動だにしない...だと…いや、あともう一押しなのかもしれん)

な「(ベッドに腰掛けたお客さんの足に跨りながら耳元で)これからどんなえっちな時間を過ごしたいでありんすか。なんでも言っておくんなんし(ズボン越しにちんこ触りながら)」

な(これはもうロイヤルストレートフラッシュやろ。よくわからんけどお客さん勃起してるし勝ち確やな)

お「え…あ…うん…」

な「(これもしかしてスベった?)これもしかして僕スベりましたかね(触りながら)?」

お「いや...ちょっとわからなかったな。ごめんね。ありんすって何?」

な「あー、昔吉原の花魁の人達が使ってた言葉らしいですよ。なんとかでありんすみたいな(触りながら)」

お「そうなんだ。なんかごめんね」

な「いえ、僕もいきなり変なこと言ってすみません。シャワー行きましょうか(触りながら)」

お「そうだね」

 

結果から言うと僕の花魁ギャグは目も当てられない程のダダスベりだったんですよ。でもお互いの緊張は解れたのでシャワーの後は恙無く時間は過ぎていきました。僕がまだバックプレイをした事がなかったので、お客さんはフェラとか手コキで射精しました。

シャワーを浴びてもまだ時間が余ってたので、僕の「まだ時間あるしフェラの練習台になってよ(僕と契約して魔法少女になってよのイントネーションで。from魔法少女まどか☆マギカ)」とのオファーを快諾して頂き、再度やってたらもう一回射精したのでまたシャワーを浴びて終了しました。ちなみに、お客さんを送り出す時には耳元で「またおいでなんし」と言ったのですが苦笑いされました。遺憾の意を表明します。

 

まぁあれですね。「けっこう楽しいじゃん」ってのが率直な感想でしたね。個室の中って割とアナーキーな状態だと思うのですが、その状態を危険で怖いと捉えるのか、逆に普段出来ない事を試せる場所と捉えるのかで心持ちは違うんだと思います。あと、「私の体ヨゴレちゃった…だってお金で買われたんだョ…」みたいにおセンチメンタルな心情になる事もなかったです。強いて言うなら「初指名が入ったお祝いはラーメンか回転寿司かどっちにしようかな」と思ったくらいです。

もちろん色々な問題を抱えて風俗業界にやって来た人や仕事内容に耐えられなくて去って行った人を見てきているので、業界にいる事の面白さを殊更強調する気もないですし、仕事内容を美化する気もありません。他の業種と同様に向き不向きがあって、たまたま僕には向いていたと思っているだけです。

 

さてさて、なお氏の初接客についての記事はこの辺で終了でありんす。最後まで読んで下さり有難うござりんした。またおいでなんし。

 

【告知事項】

10月12日〜15日までSPA Whiteのセラピスト何人かが大阪へ伺います✌︎('ω')✌︎

施術希望の方がいらっしゃいましたらSPA WhiteのHPから、もしくは僕のTwitter(@spawhite_nao)にDMを送って頂ければと思います。

 

よろしゅうに。ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ

風俗備忘録②(面接〜入店編)

どうも皆様こんにちは。

SPA Whiteのなおです٩( ᐛ )و

 

昨日はSPA Whiteが主催するBBQイベントがありまして、会場には参加してくださった方々やセラピスト達の笑顔が溢れていて本当に良い時間を過ごせました。ありがとうございました。ただ、全員とお話しできなかった事が心残りです。

もし次回開催があるのなら、もうちょっと時間は長めがいいなぁと思ったりしてます。

 

本題へ移りましょう。今回の備忘録は売り専を含め風俗店を全く利用した事がない風俗童貞の僕がその扉を叩き、開けるまでの事を書いていきます。

 

それではVamos!(スペイン語で”Let’s go”を表す言葉。実は大学時代の第ニ外国語はスペイン語だったんですよもう全く覚えてないですけどねうへへ)✌︎('ω')✌︎

 

さて、お店を名前のみで決定するというストロングスタイルを貫いた僕ですが、面接の日程を決めるべく開始したメールのやり取りではその無骨なストロングスタイルは影を潜め、平身低頭且つ慇懃無礼な社会人スタイルを守り抜きました。

 

そして面接当日、「普段着で来てください」との指示があったので私服で家を出た僕は電車の中で、ふと危惧の念を抱き始めました。それは、「一般企業の面接に『普段着で来て下さい』を鵜呑みにして私服で行ったら周りがみんなスーツでジ・エンド」パターンです。内心「常識ない奴だと思われたら嫌だなぁ」とか思いつつも、もう出発しちゃったので何か言われたら「はわわー☆ゎたしマイメロ☆そんなこと言ゎれてもマイメロゎむずかしいことわからないもんっ☆☆〜(ゝ。∂)☆」って言い返せばいいやと開き直ることにしました。

 

最寄駅近くの予め指示されていた待ち合わせ場所に到着し、その旨を連絡するとお店のマネージャーさんが迎えに来てくれました。事務所へ入り、渡された用紙に名前や住所、出勤頻度等々を記入した後、いざ面接スタートです。

 

面接の内容を地の文で書くのは結構めんどくさ(ry…会話形式の方がわかりやすいと思ったので、その方式で書かせて頂きます悪しからず。

そして以降の会話はマネージャー(マネ)、なお氏(なお)、時々天の声で構成されています。

 

マネ「遠い所からわざわざありがとね。さっき記入してもらった用紙を確認しながら面接をしていくからよろしくお願いします」

なお「押忍(怖い人かと思ったけど以外に普通の人やんけ)」

マネ「まず始めに、ここは売り専だから男性相手の風俗店になるんだけど、その点については把握してるかな?」

なお「押忍(当たり前やんけ)」

天の声『この時のなお氏は当たり前やんけとか思っているが、その約1年後、SPA Whiteに入る直前に面接を受けに行ったお店が出張ホストではなく売り専バーだったという意味不明な間違いを犯すことになるのを今のなお氏は知る由もない』

マネ「ちなみに男性との経験はある?」

なお「ここ1ヶ月で出会い掲示板で知り合った3人だけですね。なのであまり経験はないです」

マネ「んー、そうなんだ。それじゃあどうしてこの業界に来ようと思ったのかな?」

なお「まぁあれですね。風俗業界のキャストとして働きたいと思ったからですね٩( ᐛ )و」

マネ「あ…そうなんだ…(やべぇ奴きたな…)そういう動機で来る子はあんまり聞いたことがないなぁ。同性異性関係なく風俗店は利用したことあるの?」

なお「無いですね」

マネ「うーん、想像できるかわからないけど、男性相手の接客だと精神的にも肉体的にも結構しんどい場面もあるんだよね。それに、客層も狭い業界だから入店しても全然稼げなくて辞めちゃう子も多いし。それでも大丈夫?」

なお「大丈夫です。やっぱりこの業界に興味があるし、年齢的にも20代半ばなので今やらないと10年後くらいにきっと後悔すると思うので」

マネ「そっか。それじゃあいくつか仕事をする上で確認したい事があるんだけど、バックプレイのタチとウケはできる?」

なお「うーん、バックプレイって何ですか?」

マネ「(無知かよ)バックプレイっていうのはアナルセックスの事で、タチは入れる方、ウケは入れられる方なんだけど、経験はないかな?」

なお「全くないです」

マネ「あー、そうなんだ…プロフィールのタチ・ウケの欄には◯、×、△で表記することになるんだけど、どちらかはできた方がお客さんもつきやすいんだよね。最初の内はどっちも△にしておいて、慣れてきたらどちらかは◯にしていこうか」

なお「わかりました。頑張ります。(これってもう面接はパスしたって事でいいのかな??)」

マネ「Pサイズ(勃起時のペニスサイズのこと。何故か売り専界隈ではこういう表記をするみたい)はどのくらい?」

なお「んー、測ったことないですね」

マネ「それじゃあ、次に来る時までに測っといてくれるかな?」

なお「わかりました(なんか風俗っぽさが出てきてオラワクワクすっぞ)」

マネ「それと、プロフィール写真を撮るときには今みたいな服装(ざっくり言うとバンドマンっぽい感じ)じゃなくて、もう少し無難で爽やかな服装の方が良いと思うよ。そんな感じの服は持ってない?」

なお「例えばベージュのチノパンに襟付きのシャツとかですかね?」

マネ「そうそう。上京してきた大学生みたいな感じかな」

なお「持ってないですけど、次に来る時までに用意しときます(正直言ってそういう服装は好きじゃないけど、郷に入っては郷に従えスピリッツで初めは従ってみるか)」

天の声『しかし、なお氏がその服装で出勤したのは最初の1ヶ月程度だったのだ』

マネ「ありがとう。うちの店では無難な格好の方が良いと思うから、ピアスなんかもつけない方が良いかもしれないね」

なお「わかりました。出勤の時は外すようにします」

天の声『しかし、なお氏がピアスなしで出勤したのは最初の1ヶ月程度だったのだ』

マネ「ありがとう。それじゃあ、次に来る時には写真撮影をするから下着はボクサーパンツでお願いね。あと、プロフィールに載せる自己紹介文も考えておいてね」

なお「わかりました。よろしくお願いします(なんか普通のアルバイトの面接みたいだな)」

マネ「そういえば、どうしてうちのお店にしたの?他にもいっぱいあったでしょ?」

なお「お店の名前がかっこよかったからですね(キリッ」

マネ「あー、そうなんだ(やっぱりやべぇ奴なのかな…)。なんにせよ、これからよろしくね」

なお「こちらこそよろしくお願いします」

 

端折ったりしましたけど、大体こんな感じで面接は終わりました。面接を受ける前はどんな強面の兄ちゃんが出て来るのかなとか、いきなり講習とか言われて変なことされるのかなとか、色々な想像を巡らせていました。しかし実際に足を踏み入れてみると、本当に普通の面接で、拍子抜けしたのを覚えています。

ただ、今でも講習と称してオーナーがキャストに手を出していたりする店舗もあるとチラホラ噂は聞くので、風俗で働く場合お店選びには本当に気をつけて下さい。まぁお店を名前だけで決めた僕が言うのもあれですけど。

 

少し長くなりましたが、今回はこんな感じで終了です。

 

話題は変わりますが、SPA Whiteでは「スパホワイトラジオ局」という名前で不定期ですがツイキャスを始めました。Twitterの専用アカウント(@SPAWhiteradio)もありますので、よろしければ聴いてみてください。ちなみに本日(8/20)の22時からは僕とよしき君が出演しまーす。

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。またお会いしましょう✌︎('ω'✌︎ )